豊かな自然と暮らしの利便性が共存する芳賀郡市貝町市塙

栃木県芳賀郡市貝町は栃木県の南東に位置し、宇都宮市中心部から東へ約24kmの距離にある。町内には小貝川が流れ、川沿いの平野とその周辺の丘陵地からなり、豊かな自然に恵まれた街だ。町内を走る真岡鐡道はSLが走ることでも知られる。市塙は「市貝町役場」を擁する市貝町の中心地で、新たな住宅地が誕生するなど暮らしの場としても注目されている。

古くから人々の営みが行われ、豊かな文化が育まれた街

江戸時代の名主の屋敷であった「入野家住宅」
江戸時代の名主の屋敷であった「入野家住宅」

市塙周辺には「刈生田古墳」や「頼朝塚古墳群」などがあり、古くから人々が暮らしていた場所であることがうかがえる。江戸時代初期から名主をつとめた入野家の屋敷で母屋や長屋門が国の重要文化財に指定されている「入野家住宅」など歴史を感じられるスポットも多い。

1954(昭和29)年の市羽村と小貝村が合併、市貝村となったのち、1972(昭和47)年に町制施行、現在の町域となった。

市貝町には多くの文化も育まれた。川口松太郎は市貝町ゆかりの小説家で、一時期、「祖母井神社」の隣に住んでいたという。市貝町内には友人の墓参りの際に詠んだとされる句の碑が建つ。

勇壮な武者絵を鑑賞できる「武者絵の里大畑」
勇壮な武者絵を鑑賞できる「武者絵の里大畑」

また、江戸時代以降、端午の節句に武者絵を飾る習慣が誕生し、市貝町内の染物店でも明治時代から武者のぼり絵を作りはじめた。現在も「武者絵の里大畑」にある「武者絵資料館」で武者絵を見ることができる。

市貝町は益子町に隣接していることもあり、陶芸家も多く暮らしている。近年は「多田羅」駅付近の窯元が「多田羅窯」と呼ばれ、注目されるようになった。

市貝町では「とちぎの祭り百選」に選ばれた「祖母井神社」の夏祭りや関東三大夜祭に数えられる「城興寺」で行われる「延生の夜祭り」など季節を彩るイベントも多い。

宇都宮市中心部方面へスムーズにアクセス可能

市塙は交通アクセスの利便性も高い。国道123号や県道宇都宮茂木線など幹線道路が多く、宇都宮市中心部方面にスムーズにアクセスできる。北関東自動車道の「真岡」ICも近く、高速道路も使いやすい。

真岡鐡道「市塙」駅
真岡鐡道「市塙」駅

公共交通機関なら真岡鐡道の「市塙」駅から「下館」駅方面にアクセスできるほか、「宇都宮」駅行きの路線バスも利用できる。

現在、「宇都宮」駅東口から芳賀・高根沢工業団地の間でLRTの整備が進められている。完成すれば、市塙から宇都宮市中心部方面への利便性が向上するだろう。

身近にショッピング施設が揃う

「モテナス芳賀」の誕生でさらに買い物が便利に
「モテナス芳賀」の誕生でさらに買い物が便利に

市塙は買い物も便利だ。エリアの西には、スーパーマーケット「たらいや 芳賀店」をはじめドラッグストアやファッションのショップが集まる「モテナス芳賀」が2017(平成29)年にオープンしたほか、スーパーマーケット「かましん 市貝店」やホームセンター「カンセキ 市貝店」など多彩な店が揃う。

地元産の農産物や特産品も並ぶ「道の駅 はが」
地元産の農産物や特産品も並ぶ「道の駅 はが」

道の駅「サシバの里 いちかい」、道の駅「はが」、「ゆったりランド農産物販売所」、「フレッシュ農産物赤羽直売所」などで地元産の新鮮な農産物を購入できることもうれしい。

市貝町ではそば、梅干し、梅ジャム、日本酒など特産品が多く、これらを購入したり、味わったりできるスポットが多いことも魅力だ。

近隣の子育て施設が充実

市貝町では2017(平成29)年4月1日時点の待機児童数は0人となっているほか、医療費助成は通院、入院ともに義務教育終了時まで行われているなど、子育てしやすい環境が整う。

徒歩圏内にある「市貝たいよう幼稚園」
徒歩圏内にある「市貝たいよう幼稚園」

市塙周辺にも「市貝たいよう幼稚園」や「市貝町立市塙保育所」など子育て施設が充実している。

豊かな自然と共に暮らす

市貝町は国際保護鳥のサシバの営巣密度が世界一とされるなど豊かな自然も魅力だろう。とくに「市貝芝ざくら公園」は2.4ヘクタールという広大な敷地が一面の芝桜となり、シーズンには多くの人々が訪れる。

また、「多田羅沼」沿いには1.4kmの遊歩道が整備されており、春は桜やツツジ、初夏のスイレンなど季節の花を眺めながらの散策を楽しめる。

緑の中でキャンプを楽しめる「市貝町伊許山キャンプ場」
緑の中でキャンプを楽しめる「市貝町伊許山キャンプ場」

梅の名所として知られる観音山や「栃木の景勝百選」に選ばれている「伊許山園地」、キャンプを楽しめる「市貝町伊許山キャンプ場」など、緑に親しめるスポットには事欠かない。

田園風景と暮らしの利便性を併せ持つ市貝町市塙。ここでは穏やかな日々を満喫できそうだ。